ある美術館から、展示用の織り機の製作依頼がありました。
 
8世紀に西アジアから中央アジアで織られた緯錦(「双鹿連珠円文外衣」と検索すると出てきます)の、当時の織り方を証明するための織り機です。ジィル機といいます。
 
メトロポリタンミュージアムで40年、染織品の保存・修復をされていたK先生と、国内外の古典織物の修復・制作をされているN先生が作業場に見学に来られ説明を受けました。
 
実際にはもっと大きい織り機ですが、展示用に小さくとのことでこのくらいに。
 
 
 
紋綜絖と地綜絖の部分。
経糸と糸綜絖が掛かるとかなり複雑になります。
 
 
 
 
この後、N先生が経糸を掛けて、途中まで織った状態で展示される予定です。
ピックアップして綜絖を開口し緯糸を通しますが、その作業だけでもかなりの時間がかかるため、1日で4㎜ほどしか織ることができないそうです。
 
来年の展覧会で展示される予定なので、その時にまたご案内します。